経済安全保障の観点から「脱中国」の動きが加速しています。並行して注目を集めているのが、成長著しいアジアの大国・インド。国連は2023年半ばまでにインドの人口が14億2860万人となり、中国を上回って世界一になると推計しています。また、インド政府はGDP成長率が前年度に比べて7.3%増加するとの予測を発表済み。同国を率いるモディ首相は政権発足以来、ものづくり国家の実現を目指す「メイク・イン・インディア」構想を進めてきました。これを受け、米・アップル、台湾・鴻海などのグローバル企業は、既に生産拠点をインドへとシフト。日本でも同国への進出を検討する企業が増えています。今回の勉強会ではインド外交・安全保障の専門家である防衛大学校の伊藤 融教授をお招きし、インドの戦略的重要性と日本企業の進出リスクを解説していただきました。また株式会社FRONTEO 経済安全保障室 戦略チームの永田麻紀子からは、FRONTEO AI“KIBIT Seizu Analysis”を活用したインド企業の解析事例を紹介しました。